学術論文を発表します!
拙著論文が日本土壌肥料学会監修の学術誌「日本土壌肥料学雑誌」に掲載されます。
阿部進(2017)「土壌動物と土壌生態系サービス」日本土壌肥料学雑誌(印刷中)
この論文は日本土壌肥料学会監修の学術雑誌『日本土壌肥料学雑誌(通称:土肥誌〔どひし〕)』上で、阿部が企画責任者として連載される講座「土壌生態系サービスを支える土壌動物の役割」(全7回予定)の第一回目を飾る論文で、生態系サービスの概念や生態系サービスと関連する土壌機能、そして、土壌機能に及ぼす土壌動物の影響について概説しています。
土壌動物に興味はあるけどなかなか勉強する機会のなかった読者の皆さんには、楽しみながら土壌動物研究におけるホットイシューについて学んでもらえる内容になっていると思います。
アフリカでの勤務を経て日本に戻ってからは、国内組織が運営する学術誌(『日本土壌肥料学雑誌』、『水土の知(農業農村工学会発行)』、『Tropics(日本熱帯生態学会発行)』、『Edaphologia(日本土壌動物学会発行)』、『Tropical Agriculture & Development(日本熱帯農業学会発行)』、『日本緑化工学会誌』など)に論文を発表する機会が増えています。今年は少なくとも和文論文を5本、英文発表を4本発表する予定でいます(もっと増えるかも!?)。国内における我々研究チームの知名度を高めることで、外部機関との共同研究の実施や競争的研究費の獲得など、将来の研究教育へのフィードバック効果に期待しています。しかし、決して国際誌での論文発表を怠っているというわけではありません。あくまでも研究戦略上の一時的な現象であって、今後また海外学術誌での論文発表を増やしていくつもりでいます。「阿部と一緒に国際誌に英文学術論文が書きたい!」という学生さんがいればぜひエコテックへの配属を志望してください。一緒に日本、アジア、そして世界へ向けた発信力のある魅力的な研究に取り組みましょう!